ケーブリングと電源
エフェクターのセッティング(接続)という点でもうひとつ重要なことがケーブルと電源です。これはエフェクター以外に必要になるものとして避けて通れません。
ケーブルの準備については、基本的にエレキギターとアンプをつなぐシールドがそれぞれ揃っている場合には、同時につなぐエフェクターが一つある毎にシールドが1本必要になると考えればOKです。
エフェクターは複数並べる場合が多くなりますが、シールドケーブルとしては長い物では扱いにくくなりますから、パッチケーブルと呼ばれる専用の短めのケーブルが重宝します。
更に密集したエフェクターの並べ方によってはL字プラグの方が便利なことも多いようです。電源としては、エフェクターが必要とする電池の場合と、エフェクターに適合したACアダプターを使う場合があり、コンパクトエフェクターの場合は、9Vのボックス型電池が主流となっています。
ACアダプターを使う場合は、エフェクター専用のアダプターを選ぶのが賢明ですが、大抵は9Vのアダプターが使えると思います。ただアダプターが増えると足元の整理がつきにくくなってしまうので、複数のエフェクターにACアダプターから電源を供給する場合には分岐ケーブルの活用がお勧めとなります。
分岐ケーブルで複数のエフェクターに電源を供給する時は、エフェクターの電圧が揃っていること、エフェクターの消費電流量の合計がACアダプターの供給電流量以内に収まることが条件ですので、事前に確認してください。
海外製のエフェクターですと、電源の差込ジャックが主流のプラグとは異なるケースがありますが、変換プラグを使えば対応できます。